― “ととのう体験”は設計段階で決まる ―
近年、サウナ導入を検討する施設が急増しています。
しかしその一方で、
「サウナはあるが、水風呂が弱い」
「動線が悪く、体験価値が伸びきらない」
といったケースも少なくありません。
実は、
サウナと水風呂は“別々に考えてはいけない設備”。
この2つはセットで設計してこそ、真の価値を発揮します。
今回は、
サウナと水風呂をセットで考えるべき理由と
施設価値を高めるためのポイントを解説します。
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なぜサウナだけでは不十分なのか
サウナの本来の魅力は、
「温まる」ことだけではありません。
•発汗
•冷却
•休憩
この温冷交代浴の流れによって生まれる
“ととのう体験”こそが、
利用者が求めている価値です。
水風呂が不十分だと、
•体験が中途半端
•満足度が上がらない
•リピートにつながらない
結果として、
設備投資の効果を最大化できません。
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サウナ×水風呂が生む施設メリット
① 体験価値が一気に高まる
しっかり冷えた水風呂があることで、
サウナの気持ちよさは何倍にもなります。
•深いリラックス感
•非日常感
•記憶に残る体験
「また来たい」と思わせる体験は、
サウナ単体では生まれません。
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② 口コミ・SNS評価が伸びやすい
今の利用者は、
設備の有無だけでなく
“体験の質”を発信します。
•水風呂が気持ちいい
•動線がスムーズ
•外気浴まで含めて最高
こうした声は、
集客に直結する強力な武器になります。
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③ プール併用で差別化が可能
施設によっては、
水風呂としてプールを活用するケースも増えています。
•開放感
•非日常性
•写真映え
通常の水風呂では出せない体験が生まれ、
他施設との差別化にもつながります。
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セット設計で重要な3つのポイント
① 動線設計は最優先
サウナ → 水風呂 → 休憩
この流れがスムーズであることが重要。
•距離が近い
•視線・導線が分かりやすい
•混雑しにくい配置
動線設計の良し悪し=満足度と言っても過言ではありません。
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② 温度・深さ・サイズの最適化
水風呂は、
「冷たければ良い」「大きければ良い」わけではありません。
•利用者層
•サウナの温度
•回転率
これらを考慮した
最適な仕様選定が重要です。
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③ 外構・景観と一体で考える
水風呂やプールは、
外構・景観と組み合わせることで価値が跳ね上がります。
•デッキ
•照明
•外気浴スペース
“整う時間”まで含めて設計することで、
施設全体の印象が大きく変わります。
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成功の鍵は「最初からセットで考えること」
サウナと水風呂は、
後から足す設備ではありません。
•設計
•施工
•運用
•メンテナンス
すべてを見据えて
最初からセットで計画することが、
失敗しない導入への近道です。
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“ととのう”を本物の価値にするために
サウナブームが続く今だからこそ、
設備の質で差が出る時代になっています。
サウナと水風呂を
単なる設備ではなく
**「体験価値を生むセット設備」**として考えること。
それが、
選ばれ続ける施設づくりにつながります。